学ぶだけいいじゃん

愚者は経験に学ぶ
賢者は歴史に学ぶ
いつかどこかで見聞きした言葉。いずれにせよ、学ぶだけいいじゃんと思う。


職場の先輩の娘さんが歴史にはまっているという。まだ小学生なお年頃ゆえ、いわゆる歴女となるか、もしくは移り気な衝動によるか、それが結論するのはまだ先と思われるが、親として、子どもの話はフォローできねばいかんし、寧ろ、リードできないといけないかも知れないし、まァ、大所高所の視点は持ち合わせていたいよね、と。せめて義務教育の時期くらいは。そういえば、教科書なんて読み返してみたいよね、と。(教科書はもちろんだが、僕は国語便覧も欲しい。)


歴史の教科書といえばご存知、山川出版。山川さんには、数年前に大人のための歴史再入門にフォーカスした、『もう一度読む山川日本史』という流行があった。実物はどんなもんだい?と書店で立ち読みしてみると、ほとんど教科書。ただし、お値段は大人並。


購入が躊躇れるなら、どうも教科書は一般販売されているらしい。シーズンになると特定の本屋に教科書が平積みされているイメージは記憶しているが、通年で取り扱いがあるかは不明。でも、転校やトラブルもあるだろうし、目立たずとも多少は取り置きされているのかな。


因みに、日本史ではz会の用語集が好きだった。z会の速読英単語も鉄板だったから、その印象が強く刷り込みされていて、社会人になってTOEIC対策にと買った単語帳もやはり速読術速聴英単語だった。


ところで、僕が受験生だった頃の東進はまだマドンナ古文のイメージしかなかったし、まさか地元の代ゼミがなくなるなんて想像もできなかった。予備校や塾のお世話になる事はなかったけれど、逆に、この年になっても僅かに憧れがある。パンフレットや広告はよくよく読み込んでいた。


このあたりの思い出なんて、つい最近の事のように思えるが、あれから疾うに10年以上が過ぎていて、同じ質量の時間がこの瞬間から過ぎていく先に、ゼロ歳の子どもも受験に臨むのだろう。ひとつ屋根の下で過ごせる時間は、そう考えるなら、まさにあっという間なのだろう。